練馬区立美術館で開催中の「日本の中のマネ展」、初日に行けました!!
初日って何となく気持ちいいですね笑
さて、開幕前からSNSでも話題になっていた本展。
実際に行ってみると期待通りの内容で、日本の“絵画”と“批評”の中でどのようにマネが受容されていったのかがまめられた興味深い内容でした。
以下、本展の見どころや混雑状況、所要時間、チケット情報などをまとめました。
参考にしていただければ嬉しい限りです。
新型コロナ対策のため会期等が変更されている可能性があります
訪問前に必ず公式情報をご確認ください
展示構成
展示の章立ては
- 第1章 クールベと印象派のはざまで
- 第2章 日本所在のマネ作品
- 第3章 日本におけるマネ受容
- 第4章 現代のマネ解釈――森村泰昌と福田美蘭
となっています。
日本で所蔵している作品が多く、第2章ではマネのリトグラフがたっぷりと鑑賞できます。
また、第4章では森村泰昌と福田美蘭が堪能できます。
2022年制作の作品は初見の方が多いと思うので、ぜひお楽しみに。
展示室外のロビーでは、マネの概要がまとめられた映像が流されています。
約12分と長めですが、展示の前に見ておくと理解しやすくなります。
混雑状況
展覧会初日(日曜日)の午後に訪れた際は、そこまで混雑していませんでした。
リトグラフなどの小さめの作品が多いエリアも、特に行列に並ぶようなことにはなっていませんでした。
チケットの購入も当日窓口でスムーズにできました。
会期末の土日祝日は混雑する可能性があるので早く行けるにこしたことはありませんが、あまり心配ないかと思います。
所要時間
所要時間の目安は1時間30分前後です。
解説の分量がとても多いので、解説をじっくり読み込みたいなら2時間くらいは見込んでおくことをおすすめします。
逆に、作品だけササッと見るなら1時間ほどで終えられるかもしれません。
チケット・事前予約
チケットの事前購入や日時指定はできないので、当日窓口で購入しましょう。
一般料金は1,000円ですが、学生や障害者、高齢者は割引価格で入れます。
(中学生以下と75歳以上は無料!)
また、ぐるっとパスがあれば500円になります。
予習におすすめの書籍
今回も拙宅の書棚から1冊選びます。
テーマが「日本におけるマネの受容」なので、マネについて多少は知識があった方が理解しやすくなります。
「あんまりよく知らない」
「簡単におさらいしておきたい」
という方が1冊見ておくなら本書がおすすめです。
図版が大きく鮮明なカラーで、文章も分かりやすく、重すぎず軽すぎずバランスのよい入門書です。
なお、今回の公式図録はAmazonや楽天ブックスなどでも一般販売されています。
そんなに重い本ではないので美術館のショップで買ってもいいと思いますが、通販でも購入できますよ。
アクセスと“ネリマーマ”
会場の練馬区立美術館は、西武池袋線中村橋駅から徒歩3分のところにあります。
近隣住民や通学生でなければあまり行かない駅かもしれませんが、美術館への道はシンプルなので迷うことはないかと思います。
中村橋駅の改札は1カ所で、改札を出て左手の道を左の方に線路沿いに歩くと、ほどなく右手に公園らしきものが見えます。
美術館は公園の中なので、すぐに分かるはずです。
目印はこの奇妙なウマ。
ウマは練馬の“馬”とかけているわけですが、胴体や脚が大根でできているのが気になりますよね。
実は練馬は大根で有名な土地。
地元の名産品をきっちりPRしているんです。
※“練馬大根”については練馬区の公式HPが詳しく紹介しているのでご参考までに。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/fukei/daikon/daikontoha/index.html
ウマの名前は“ネリマーマ”。
仔ウマもいるのでお見逃しなく。
写真撮影・単眼鏡
会場内での写真撮影はNG。
リトグラフなど細かい作品もあるので、単眼鏡があれば持って行くと役に立ちます。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―
練馬区立美術館
2022年9月4日(日)~11月3日(木・祝)
前期:9月4日~10月2日
後期:10月4日~11月3日
練馬区立美術館