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グランマ・モーゼス展@世田谷美術館 混雑、所要時間、見どころは?

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世田谷美術館

世田谷美術館で開催中の「グランマ・モーゼス 素敵な100年人生」に行ってきました。
見どころや混雑状況、所要時間などをまとめたので、これから行こうか迷っている方、行こうとしている方のお役に立てれば嬉しい限りです。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため開館時間等が変更されている可能性があります
訪問前に必ず公式情報をご確認ください

ここが見どころ!

身近にある素朴な楽しみ

グランマ・モーゼスの作品に描かれているのは、近所の川や季節のお祝いといった身近な風景。
日々の暮らしの風景の中に素朴な楽しみを見いだして、作品に描き込んでいます。

春が始まる頃にはメープルシロップを作り、秋には収穫を祝い、寒い冬に備える。
モーゼスたちは移ろう自然に合わせるように、生活を整える仕事をしたりお祝いをして暮らすのですが、描かれた光景には喜びがあふれて見えます。

人間の描写はそこまで具体的ではないのですが、身振りや色彩、柔らかい輪郭などが楽しさを伝えるのでしょう。
作品の前に立つと、お祭りに行く前のウキウキした気持ちがわき上がってきます。

人とのつながりがある喜び

楽しげな雰囲気を作り出している要素としては、つながっている人がいる気配もあります。
グランマ・モーゼスの作品には、複数の人々であったり、何軒もの家、家々を結ぶ道といった、人と人のつながりを感じさせるモティーフが描かれています。

人手が必要な時に助け合いながら、自然の中で生きていくために皆で協力する。
喜ばしいことは皆で分かち合い、絆を育んでいく。

好んで都会に暮らしている人からすると息苦しそうに感じるところもややありますが、コミュニティで生きる喜びも尊いのだと思い起こさせてくれます。

新型コロナで人とのつながりを感じにくい今日この頃。
あるいは、個人の自由や個性の尊重が叫ばれる今日この頃。
新しく手に入れた「個」を大切にしつつ「他」とも共に生きていけたら、と考えるきっかけになりそうです。

展示構成

第1章 アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス
第2章 仕事と幸せと
第3章 季節ごとのお祝い
第4章 美しき世界

混雑状況

会期中盤の週末午後に行った際は、そこまで混雑は気になりませんでした。
壁面に掛けられた絵画を列に並んで鑑賞する展示室が多く、順路がおおむね定まっていましたが、ストレス無くスムーズに鑑賞できました。

館内は広々していて、作品点数130以上なのに詰め込まれ感はありませんでした。

日時指定のチケットもオンラインで購入できるため、入場待ちはありません。
ショップも充実していましたが、人が密集しているわけではありませんでした。

東京の美術館にしては落ち着いて過ごせる混雑具合です。

所要時間

所要時間の目安は、ショップ含めて1時間30分くらいです。

ショップに寄らず駆け足で見たとしても1時間を切るのは難しいでしょう。
相当のんびりしなければ2時間はかからなさそうです。

日時指定予約

オンラインで日時指定チケットの購入ができます。

窓口で買える当日券も設定はされていますが、数に限りがあります。
美術館としてもオンライン購入を推奨しているので、可能であれば事前に手配しておきましょう。

支払はクレジットカードかd払い。
キャンセルは予約当日8:59まで可能ですが、1回までです。

アクセス

東急田園都市線用賀駅、東急東横線田園調布駅、小田急線成城学園前駅千歳船橋駅、からバスがでていますが、歩きの場合は用賀駅が便利です。

駅前から「用賀プロムナード いらかみち」という散歩道が整備されており、途中美術館の案内標識がたくさん設置されているので、迷子になる心配はほとんどありません。

世田谷美術館 用賀プロムナード
駅前から始まる「用賀プロムナード」
看板がたくさんあるので迷いにくい!

徒歩での時間は20分くらいが目安です。

開催概要

会期
2021年11月20日(土)~2022年2月27日(日)

休館日
月曜日(祝・休日は開館し、翌平日に休館)
12月29日~1月3日

リンク
世田谷美術館公式HP:https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
展覧会特設HP:https://www.grandma-moses.jp/

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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