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展覧会 岡本太郎レポ★混雑,所要時間,チケット,見どころ情報

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東京都美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」へ行ってきました!

代表的な油彩画や彫刻、《太陽の塔》の制作風景、「芸術は爆発だ」のCM映像などなど、多彩でバラエティ豊かな制作活動が見渡せる展覧会で、非常に満足度が高いものでした。

こんなに充実した太郎空間はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。

太郎ファンだけでなく、ちょっと興味があるくらいの方でも楽しめるおすすめの展覧会と言えます。

以下、「展覧会 岡本太郎」の見どころ混雑状況所要時間チケット情報などをまとめました。

気になっている方の参考になれば嬉しい限りです。

新型コロナ対策のため会期等が変更されている可能性があります
訪問前に必ず公式情報をご確認ください

《太陽の塔》 岡本太郎
(万博公園にて筆者撮影)
本展では1/50バージョンを展示

展示構成

6章で構成される展示で、概ね制作年代順になっています。

なお、東京会場では、入ってすぐのロビーフロアに各章から作品がピックアップされて展示されています。

後ほど「見どころ」で詳しくお伝えしますが、フロアを気の赴くままに歩き回って鑑賞できるようになっており、初っ端から太郎の空気を胸いっぱいに吸い込むことができます。

まずはロビーフロアで岡本太郎の空気で気分を染め上げ、本編に進みましょう。

6章の構成は以下の通り。

  • 第1章 岡本太郎誕生――パリ時代
  • 第2章 創造の孤独――日本の文化を挑発する
  • 第3章 人間の根源――呪力の魅惑
  • 第4章 大衆の中の芸術
  • 第5章 ふたつの太陽――《太陽の塔》と《明日の神話》
  • 第6章 黒い眼の深淵――つき抜けた孤独

途中、映像による解説があります。

ここが見どころ!

では、見どころを3点ご紹介します。

展示会場の写真等は載せていないので、その点ご承知おきください。

見どころは以下の通りです。

  • 多彩な形態の作品が大集合
  • 代表作から新発見まで
  • ロビーフロアがワクワク(東京会場)

詳しくご紹介しますね。

多彩な形態の作品が大集合

全身全霊をかけて作品を創って生きた岡本太郎。

手がけた作品は油彩画や彫刻に限りません。

モザイクタイルの絵画、写真、アロハシャツの図柄・・・

劇の演出にロボットデザイン・・・

《太陽の塔》なんて、彫刻なのか建築なのか微妙なところですよね。

あとはCM出演。

「芸術は爆発だ!」の台詞で有名なあの映像には本人が出演しています。

本展では、そんな多岐にわたるジャンルの作品が展示され、岡本太郎の多彩な制作活動を見渡すことができます。

「こんなことまでやっていたのか」

と嘆息するほどの広大な太郎ワールドは必見です。

余談ですが、私は岡本太郎の彫刻が好きです。

愛さずにいられない表情や、思わず真似したくなるポーズ、のびのびと広がる突起部分・・・

何時間でも見つめていたいし、わがままを言うなら自宅に招いて一緒に暮らしたい。

朝起きたら《梵鐘》を鳴らし、帰宅したら玄関で《ノン》に嫌がられたい。

《マスク》は寝室の天井に貼りつけてもいいかもしれない。

クリスマスには、《若い夢》にサンタの帽子をかぶせたい。

などという妄想が止まらないくらい、好きですね。

代表作から新発見まで

バラエティ豊かな作品が集まっている、だけではありません。

岡本太郎を語るには欠かせない重要な作品が目白押しなのです。

これほどまでに重要な作品が揃っているのは、川崎市岡本太郎美術館岡本太郎記念館の全面協力があったから。

とりわけ川崎市岡本太郎美術館には、作家本人から寄贈された1,779展もの作品が所蔵されています。

作品が非公開になるのを嫌った岡本太郎は、生前あまり作品を販売しませんでした。

そのため、現在も大きなコレクションとして存在し続けることができているのです。

加えて、新しく研究が進んだ作品も見逃せません。

まだ「推定」岡本太郎作の状態ではありますが、焼失したと考えられていたパリ時代の作品も今回展示されています。

40年ぶりに里帰りしたニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館の《露天》も必見です。

右も左も見どころだらけの充実ぶりは、次いつ実現されるか分からないレベルで貴重なものと言えるでしょう。

ロビーフロアがワクワク(東京会場)

「展示構成」でも少し触れましたが、ロビーフロアが楽しすぎます。

なんと、1フロア全体に油彩画や彫刻がずらーっと展示されているのです。

フロア内には仕切りもあるのですが、もれなく作品が掛けられていて、まるで岡本太郎の森の中を散策するかのように鑑賞を進められます。

自由に、気の赴くままに、作品の気配に360度から囲まれながら歩くドキドキ、展示品を「発見した」ような感覚は、良い意味で美術館らしくないかもしれません。

岡本太郎ののびやかな作風や人柄によくマッチしているように思います。

大阪会場では無かったオリジナルの演出なので、次の愛知会場ではどうなるか分かりませんが、東京会場に行く方はぜひ期待してってくださいね。

混雑状況

会期後半の平日午後の様子です。

会場内の人数は多かったものの、展示スペースが広く、作品も大きかったため、ストレスは感じませんでした。

特にロビーフロアは自由に動けるので、空いている作品を選んで鑑賞することもできます。

チケットに余裕がある時間帯だったので、日によってはもっと混雑する可能性もあります。

が、展示の様子からするとあまり混雑は気にならないのでは?と感じました。

所要時間

観覧時間の目安はおおよそ1時間半です。

2時間あれば、音声ガイドをじっくり聞け、ショップも満喫できそうです。

1時間だと物足りないとは思いますが、回れなくはありません。

チケット・事前予約

東京会場のチケットは、オンラインで買える日時指定券と、窓口で買える当日券の両方が用意されています。

日時指定券公式チケットサイト(ART PASS)各種プレイガイド(ローソンチケット、e+、チケットぴあ)で販売されています。

ART PASSだと2回まで日時変更ができますが、プレイガイドだとNG。

キャンセルは両方不可です。

プレイガイドの場合、コンビニ店頭でも購入できるほか各サービスのサイトでオンライン購入もできますが、オンラインで買った場合にもコンビニで発券する必要があります。

ART PASSの方がオンラインで完結でき、日時の変更もOKなので、便利ですね。

12月9日現在、オンラインチケットも当日券もまだ余裕があるようです。

会期末が近づいているので、特に午前や土日は早めに事前購入するようおすすめしますが、全然チケット買えない!という事態にはなっていません。

写真撮影

写真撮影は一部をのぞきOKです。

不可なのは映像が中心で、彫刻や絵画は概ね撮影可でした。

立派なカメラを持ち込んで楽しんでいる方も複数お見かけしました。

会場にはぜひカメラ・スマホを持ち込んで、ベストショットを狙ってみましょう。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

展覧会 岡本太郎

@東京都美術館
2022年10月18日~12月28日

特設サイト:https://taro2022.jp/

【巡回】

大阪中之島美術館
2022年7月23日~10月2日

東京美術館
2022年10月18日~12月28日

愛知県美術館
2023年1月14日~3月14日

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