ソウル・龍山にある国立中央博物館は、韓国の歴史と文化にとって重要な品々を所蔵し、一般に公開しています。
韓国を代表する博物館で、アクセスもよいため、ソウルを観光するなら絶対に外したくないスポットと言えるでしょう。
私自身、ソウルに旅行した時には本当に楽しみにしていて、実際に朝から夕方まで入り浸ってしまいました・・・笑
さて。
旅行で寄るのは決めたとして、色々と疑問が湧いてきます。
「結局なにを見ればいいの?」
「予約は要るの?」
「時間はどれくらい見積もるべき?」
などなどは事前に知っておきたいですよね。
ということで、ブログに書いてみました。
長くなったので前編・後編の2本立てにしてお送りします。
今回は後編の所要時間など訪問前に知りたいことまとめ。
見どころとBTSにまつわる場所については前編でまとめましたので、そちらもぜひご覧くださいませ♪
【前編の目次】
- 常設展示の構成
- これが必見!見どころ5選
- ファン必見!BTSのあの場所
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アクセス
国立中央博物館はソウル龍山区にあります。
【住所】
〒04383 ソウル特別市龍山区ソビンゴロ137(龍山洞6街 168-6)
最寄りの地下鉄駅は4号線・中央線のイチョン(二村)駅。
2番出口に直結している地下通路を抜けて地上に上がると、博物館が見えます。
建物に向かって池(鏡池、コウルモッ)に沿って歩き、階段を上ると、博物館の広場(ヨルリンマダン)に行き着きます。
左手は特別展の入口なので、常設展示館へ行くには右手から入ります。
余談ですが、12月の訪問時には鏡池がガチガチに凍ってました・・・
最高気温が連日マイナスだったので確かに寒かったんですが、こんなに広い水場が凍っているなんて見たことがなかったので驚きました笑
(漢江も端っこの方が凍ったので本当にびっくりです!)
観覧料・チケット・事前予約
常設店の観覧料は、ありがたいことに誰でも無料です!
チケットは要りませんし、入館予約も不要。
行きたいタイミングで自由に訪問してOKです。
所要時間
広大なフロアに充実の展示。
歴史好きがじっくり味わっていたら丸1日あっても足りません。
4,5時間でも余裕で費やせます。
ササッと見るにしても1時間、できれば2時間は確保したいところ。
あくまでも目安ですが、「2~3時間かかるかな?」というつもりで行くのをおすすめします。
もし2時間の予定で回るとしたら、公式アプリで紹介されている「韓国文化の独創性24選」のコースをたどりつつ、気になる展示品が目に入ったらそれも見て・・・と進むのがおすすめです。
ひときわ充実しているのが1階の「先史・古代館」と3階の「彫刻・工芸館」の磁器類なので、そこに時間をかけられるようにペース配分してみましょう。
公式アプリが便利すぎる
無料の公式アプリ「Guide:National Museum of Korea」がびっくりするくらい高機能です。
さすが韓国、デジタルコンテンツが充実してますね。
アプリでできることを一部ざっと挙げると
- フロアマップ閲覧
- おすすめルートの確認
- 主要作品の解説閲覧
- 主要作品の展示場所をマップ上で確認
- 主要作品をお気に入り登録
これだけ多くの機能が詰まっていますが、UIが優れていてアプリ内迷子になりにくいのも感嘆します。
しかも日本語対応。
ありがたや!!!
日本国内からでもダウンロードできるので、事前に使ってみるのがおすすめです。
「National Museum of Korea」で検索すると出てきますよ。
APP STORE
https://apps.apple.com/kr/app/id1190014470
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=or.kr.nationalmuseum&pli=1
気になる疑問
その他、気になりがちな疑問をQ&Aでまとめました。
Q. 予約は必要?
A. 常設展のみなら予約は不要です。
チケットの購入などは一切必要ないので、好きな時にふらっと行ってOK!
Q. 韓国語が分からなくても大丈夫?
A. 韓国語が分からなくても問題はありません。英語の解説が読めればベターです。
細かい解説は韓国語のみの場合もありますが、基本的に英語が併記されているので、概ね理解できます。
日本語が併記されている解説は少なく、アプリの解説も代表的な展示品のみ。
日本語だけでも楽しむことはできますが、英語が読めた方がより深く理解できます。
Q. 写真撮影はできる?
A. 撮影はOKです。
展示の演出もおしゃれなので、映える写真がたくさん撮っちゃいましょう。
フラッシュ、三脚、自撮り棒の使用はNGなのでお気を付けください。
Q. 館内に食事できる場所はある?
A. 常設展示館の1階に2ヶ所あります。
「レストラン敬天寺塔」で韓国料理や洋食がいただけます。
常設展示館の入口からまっすぐ進んだ一番奥にあります。
また、同じく1階には様々な料理が選べるフードコートもあります。
レストラン敬天寺塔の方が落ち着いた雰囲気ですが、昼時は混雑してすぐに入れないことがあります。
フードコートの方は簡素ですが、混雑が少なく、料理の選択肢も多く、まあまあ美味しいので利便性は高いです。
常設展示館の入口から入ってすぐ左手に進み、ミュージアムショップを通り過ぎた先にあります。
Q. ミュージアムショップはある?
A. 常設展示館には2ヶ所あります。
展示館入口から入ってすぐ左手に進んだところにあるものが大きく、雑貨の他書籍も販売されています。
書籍は韓国語の物が多いのですが、博物館の公式ガイドブックは日本語のものもあります。
なお、博物館公式オンラインショップもあり、海外配送も対応しているので、持ち帰るのが大変な時は通販も便利ですね。
↓公式オンラインショップ
https://www.museumshop.or.kr/eng/main.do
Q. 休館日はいつ?
A. 決まった曜日の休館日はなく、基本的に月~日曜すべて開館しています。
ソウルのミュージアムは月曜休みのところが多いので、開けてくれるのはありがたいですね。
(以前は国立中央博物館も月曜休みでした)
ただし、1月1日、 旧正月(旧暦1月1日)、秋夕(旧暦8月15日) は休館となります。
また、常設展示館は4月と11月の第1月曜日が休館になるのでお気を付けください。
予習におすすめの書籍
国立中央博物館を訪れる前に読んでおきたい書籍を、いつも通り自宅の本棚から選んでご照会します。
今回の1冊は『朝鮮の歴史 先史から現代』。
朝鮮半島に人類が暮らしはじめた先史から、21世紀初頭の韓国・北朝鮮情勢まで、歴史の流れを大まかに解説した書籍です。
索引、筆者紹介を除く全352ページに文章が詰まっているため、半島内の政治体勢や中国・日本との関係など、基本的な事項は抑えることができます。
年表や地図、コラムも適度にありますが、文章がメインで情報量はたっぷり。
かといって文字サイズは小さすぎず、表現も難解ではないので読みやすいかと思います。
国立中央博物館の展示の中でボリュームが大きいのが朝鮮史コーナーなので、ざざっと1冊さらっておくと、現地での感動もひとしおになりますよ。
『朝鮮の歴史 先史から現代』
編者:田中俊明
発行所:株式会社昭和堂
2008年4月30日初版発行
以上、国立中央博物館のご紹介でした。
休館日などが変わっている可能性もありますので、訪問前には一度公式サイトをご確認くださいませ。
↓公式サイト
https://www.museum.go.kr/site/jpn/home
ではでは、最後までご覧いただきありがとうございました♪